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「ストレスチェックの目的は何ですか?」
この問いに対して、多くの人は
「法律で義務だから」「メンタルヘルス対策の一環だから」
といった説明を耳にしたことがあるでしょう。
しかし、それだけでは腑に落ちません。
実際には多くの人が次のような違和感を抱えています。
つまり、本当に知りたいのは「制度としての目的」ではなく、「本当に何のために存在する制度なのか」 という点です。
まずは、一般的に説明されている目的を整理します。
メンタルヘルス不調を未然に防ぐため
ストレスチェックは、メンタルヘルス不調を発症する前に気づくことを目的としています。
治療や休職が必要になる前の段階で、兆しを捉えることが重要だと考えられています。
従業員自身がストレスに気づくため
ストレスは自覚しづらいものです。
質問票を通じて、自分の状態を客観的に振り返ることが、セルフケアの第一歩になります。
職場環境を改善するため
個人の結果を集計・分析することで、
「どの部署に負荷がかかっているのか」
「業務や人間関係にどのような傾向があるのか」
を把握し、職場環境の改善につなげることが想定されています。
ここまでが、表向きに説明されるストレスチェックの目的です。
これらの説明を読んでも、「なるほど」とは思えても、「納得」できない人は少なくありません。
なぜなら現場では、
といった状況が多く、目的と現実が結びついていないからです。
その結果、「ストレスチェックは意味がない」「やっても無駄」という評価につながってしまいます。問題は、目的そのものではありません。目的の“捉え方”が浅いことにあります。
では、ストレスチェックの本質的な目的とは何なのでしょうか。
まず明確にしておくべきなのは、
ストレスチェックは人を評価したり、選別したりする制度ではないという点です。
「ストレスに弱い人を見つける」
「問題のある社員を特定する」
こうした目的で使われる制度ではありません。
ストレスチェックの設計思想の中心にあるのは、個人ではなく、職場そのものです。
多くのストレスは、個人の性格や能力ではなく、
といった職場の構造から生まれます。
そのため制度では、個人結果よりも集団分析が重視されています。
集団分析を見ることで、
といった傾向が見えてきます。これは「誰が悪いか」ではなく、「どこに無理が生じているか」を知るための情報です。つまり、ストレスチェックの本質的な目的は、人が無理をし続けなければならない職場の状態に気づくことにあります。
この制度が法律で定められていることに、疑問を感じる人も多いでしょう。
メンタルヘルス不調は、
といった形で、企業や社会全体に影響を及ぼします。
特に問題なのは、不調が表面化する頃には、すでに手遅れになりやすい点です。
そこで国が重視したのが、治療や対応を前提とする二次予防ではなく、不調が起きる前に気づく一次予防です。ストレスチェックは、そのための「気づきの仕組み」として位置づけられました。
個人や一企業の問題にとどまらず、社会全体の損失を抑えるための制度。
それが、ストレスチェックが義務化された背景にあります。
従業員にとっての意味
・自分の状態を客観的に知る
・無理に気づく
・相談や行動のきっかけを持つ
これは、従業員自身を守るための制度です。
企業にとっての意味
・職場の問題を早期に把握できる
・離職や生産性低下を防げる
・健康施策を「感覚」ではなく「データ」で考えられる
企業にとっては、経営上のリスク管理でもあります。
社会にとっての意味
・働く人が無理をし続けない仕組み
・メンタル不調による社会的損失の抑制
ストレスチェックは、個人・企業・社会をつなぐ制度でもあります。
目的を「アンケートを実施すること」だと捉えると、ストレスチェックは形骸化します。
しかし、
という視点で見ると、ストレスチェックは組織を変える起点になります。
ストレスチェックの目的は、ストレスを測定することそのものではありません。
測定を通じて、気づき、職場を見直すこと。
この本質を理解できたとき、ストレスチェックは「やらされる制度」から「意味のある仕組み」へと変わります。

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